この連載は、Tableau初心者向けの全20回講座です。
毎日1テーマずつ、サンプルデータを使って、データ可視化の基本をやさしく実践形式で学んでいきます。
いよいよ最終回、第20回です! ここまでで、Tableauの基本操作からダッシュボード作成、ストーリーの活用まで、一通りの流れを学んできました。 最後は、完成した作品を「Tableau Public」にアップロードして、社内外の人と共有する方法をご紹介します。 無料で世界に公開できるTableau Publicを活用して、あなたのダッシュボードを誰かの「気づき」につなげてみましょう。

この記事でわかること
  • Tableau Publicへの作品公開手順
  • 公開範囲(誰に見せるか)の設定方法

はじめに

これからTableauを始めたい初心者の方向けに、5月12日(月)から平日毎日1本ずつ、Tableauの使い方を学べる「1日1題」連載をスタートしました!

この講座は、読むだけでも楽しめる“読み物形式”の連載です。
「やってみたいな」と思ったら、無料で使えるTableau Publicを使って、実際に手を動かしながら学ぶこともできます。

Tableau Publicとは?

Tableau Public(タブロー パブリック)は、作成したダッシュボードをWeb上に無料で公開できるサービスです。
ログインすれば、自分の作品を誰でも見られる状態でアップロード・共有できます。

【特徴】

  • プロフィールページに自分のポートフォリオを作成可能
  • 無料で使える(商用利用も可能)
  • URLを共有してどこからでもアクセス可能
  • 他の人の作品も閲覧・参考にできる

公開前に準備すること

公開前には、次の点を確認・整理しておきましょう。

✅ 個人情報が含まれていないか

顧客名やID、メールアドレスなどがそのまま表示されていないかを確認しましょう。

✅ 内容が伝わりやすいか

誰が見ても「何を表しているのか」が伝わるタイトルやレイアウトになっているかを再チェックします。

✅ 使用データに問題がないか

Tableau Publicにアップロードすると、ワークブックのデータも一緒に公開されます。
機密性のあるデータを含まないようにしましょう。

公開手順(Tableau Desktopからのアップロード)

Tableau Desktopで完成したダッシュボードを開く

メニューから
 [ファイル] → [Tableau Public に保存] → [Tableau Public に保存…] を選択

初めての場合は、Tableau Publicのアカウントでログイン

アップロードが完了すると、ブラウザでダッシュボードが開く

公開されたURLをコピーして、必要な人に共有!

公開後にできること

  • 自分の作品ページにアクセスして編集・非公開にすることも可能
  • 他のユーザーのダッシュボードに「いいね」やコメントができる
  • Twitter や LinkedIn などでシェアも可能
  • 「埋め込みコード」を使って、自社Webページにも表示できる

個人の発信にも活用しよう!

  • Tableau Publicは、社内共有個人のポートフォリオとしても活用できます。
  • ブログやnoteに埋め込んで発信する
  • 転職やスキルアピールのポートフォリオとして活用する

学んだことを「見える形で残す」ことで、新たなチャンスが生まれるかもしれません。

ファイルの保存を忘れずに

ファイル→名前を付けて保存(保存:上書保存、名前を付けて保存:新しいファイルとして保存)
拡張子は.twbx

まとめ

Tableauで作ったダッシュボードは、作って終わりではありません。
届けたい人に見てもらってこそ、データの価値が生まれます。
この講座の締めくくりとして、ぜひあなたの作品をTableau Publicで発信してみてください。